原子反射とは?

原始反射は、人の発育・成長(受精~胎内含む)の過程で生き残るために必要な DNA=遺伝子 に埋め込まれた「動きの発達」に関する重要なプログラムです。
哺乳類の中でも生物的に未熟な状態で生まれてくる私たち人間は、特に動きに関して四足動物(馬や山羊たちのような)と違い、生後一年近い時間をかけて学ばなければ、自力で歩くことができません。

こんな方におすすめです

自覚できず、苦手やできないことの背景に原始反射の問題が隠れていることがあります。
まずはチェックから始めてみませんか。
・極端に怖がり
・臆病な性質
・四肢のぎこちない動き
・運動が苦手、嫌い

・表情や視界の悪さや、狭さ
・バランス感覚や安定感の欠け
・勉強や読書が苦手

・字を書くと曲がる など。

大脳皮質の発達が十分ではない赤ちゃん

「人間の赤ちゃん」は、脳神経からの指令で体を自由に動かすことが出来ません。
首は不安定で抱き上げても、自力で頭を支えることが出来ず、手足はわずかなうごきだけが可能、視覚、聴覚といった知覚の認識が曖昧です。
それでも赤ちゃんが、手の平に物がふれるととっさに指をしっかりと握りしめたり、頬になにかが触れるとその方向に顔を向けたり、唇に触れたものに吸い付くように、口、頬、舌が動かすことができるのは「原子反射のしくみ」が自動的に作動するからです。
自分で動けるようになるには段階が必要で、目的とする「動きと機能・能力」を身に着けるために赤ちゃんは、発動した反射的に起こる動きを繰り返し学ばなければなりません。
(そうすることで脳神経のシナプスが伸び、ネットワークが形成され、脳の機能は複雑な働きができるように時間をかけて育っていきます。)

原始反射の発動時期と順番は規則的

原始反射のプログラムは数多く用意され、DNAに組み込まれて「生き残る機能」としての計画準備は胎児の時からスタートします。
それぞれの原子反射は、段階を経て現れ必要な動きを獲得すると、必要がなくなり消失し、また次の段階の学びを獲得するための新たなプログラムが出現します。

原子反射のしくみを大きく分けると以下となります。
・胎児の過程で出現し身を守る。
・生後に出現し、環境の中で身を守りながら適切な神経活動を構築させる。
・前頭葉の発達とともに随意運動を獲得し、不要となり成長の段階で消える。
・平衡感覚などに関わり、生涯必要で残存する。

各原始反射に適切な「出現、統合、消失」が行われない場合、脳幹によりコントロールされた神経ネットワークの集中的な構築と、回路の組み換えが盛んに行われる中枢神経の発達に何らかの影響を及ぼし、生き辛さやトラブルの一因となることもあり、発達や学習障害として現れることもあります。

当サロンでは、神経の錘体路系に関係していている原始反射を、AP&Leap 脳の統合でエネルギー的に調整、すべく、働きかけていき、おうちでできるエクササイズ、アドバイスをしながらその方に合うやり方を探していきます。
(関心ある方はご相談も受付けてもおりますので、お問い合わせください。)

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